離婚した夫婦が復縁する可能性は？どうやってよりを戻している？

離婚した夫婦の復縁は、決して簡単なものではありません。そもそも離婚にまでいたる相応の理由があった二人なのですから、それも当然のことといえるでしょう。とはいえ、離婚から復縁を成功させ、幸せな生活を送っている夫婦が存在するのもまた事実です。

では、復縁が成功した夫婦と成功しなかった夫婦との違いとはいったいなんなのでしょうか。今回は、離婚した夫婦が復縁する可能性と、具体的なよりの戻し方についてくわしくご紹介していきます。

離婚した夫婦の復縁可能性は《お金》が知っている!!

離婚した相手と復縁したいと思ったとき、まず考えるのが『復縁の可能性』なのではないでしょうか。誰だって無用なリスクは冒したくないものです。復縁の可能性がないことがあらかじめハッキリしているのなら、潔く復縁をあきらめるという人は少なくないことでしょう。

では、復縁の可能性はなにによって判断すればいいのでしょうか。実は、それは“お金”なのです。たとえば、どちらかの借金や浪費癖、慰謝料や養育費の未払いなど、あなたと別れた相手とのあいだに解決できていないお金の問題があるかどうか…それが夫婦の復縁可能性を判断するための重要な要素。

夫婦とは、いわば運命共同外です。そして、お金は生きていく上でとても大切な生活の基盤そのもの。安定した基盤を築くことのできない相手との生活が、おだやかでゆるぎないものとなるはずもありません。

もしも、あなたと別れた配偶者とのあいだになんらかの金銭問題があるのなら、まずはその問題をクリアにしておきましょう。復縁活動を本格化させるのはそれからです。

離婚した夫婦のよりの戻し方☆おススメ3パターン

離婚した夫婦のよりの戻し方は、それぞれの夫婦によってさまざまです。けれども、みごと復縁を果たした夫婦を見てみると、そこにはいくつかの共通するパターンが存在しています。その共通するパターンを知り、実践することこそ、あなたの望む復縁への近道といえるでしょう。

ここでは、そんなパターンの中でもとくにシンプルで挑戦しやすいものを3つ厳選してご紹介していきます。これをクリアできるかどうかによって、あなたの復縁可能性は大きく変わることになるでしょう。

子どもの正直な気持ちをしっかり確認したうえでの復縁

あなたと別れた配偶者とのあいだに子どもがいるのであれば、なにより優先すべきは子ども本人の気持ちだということをしっかりと理解しておきましょう。というのも、たとえあなたと別れた配偶者との復縁が成功したとしても、子どもの理解が得られなければ、ふたたび家族を作り直すことはまず不可能だからです。

事実、子どもの気持ちを配慮しないまま復縁を果たした結果、家庭内の雰囲気は常に殺伐としてしまい、最終的に二度目の破局を迎えることになってしまった夫婦というのは決して少なくありません。

子どもの心というのは非常に複雑で傷つきやすいものです。その繊細な心に家庭環境が与える影響は、親が考えるよりもはるかに大きなものといえるでしょう。子ども自身があなたと別れた配偶者との復縁を望んでいるのかいないのか、それを知ることが円満な復縁への第一歩です。

半年程度の“お試し別居婚”を経験してからの復縁

次にご紹介するおススメの復縁パターンは、“半年程度のお試し別居婚を経験してからの復縁”というものです。

このパターンを実践する目的は、あなたの抱く「別れた配偶者と復縁したい」という強い願望の正体が本当に“相手への愛情”なのか、“独りのさみしさ”や“執着”といった利己的なものでないかどうかを確認することです。

当然ながら、その答えが“独りのさみしさ”や“執着”だった場合、仮に復縁が叶ったところで同じような理由からふたたび破局を迎えるだろうことは火を見るよりも明らかです。たくさんの手間や時間、お金をかけながら、結局はお互いの心の傷を大きくしただけでおわってしまう…そんな悲劇を招かないための方法が、この“半年程度のお試し別居婚”なのです。

実践方法はきわめてシンプル。お互いの復縁の意志が固まったら、お互いの家を行き来していつも通りの生活を送ること、ただそれだけです。一緒に買い物をして料理をしたり、お互いの家に泊まったり。半年ほどの時間をかけたのち、日常の中に相手がいることが自然で、そこになんの問題もないとお互いが心から思うことができたなら、そのときこそがふたりにとって本当の復縁のタイミングといえるでしょう。

家族や身近な人たちへ根回しを済ませたうえでの復縁

“家族や身近な人たちへ根回しを済ませたうえでの復縁”というのも、離婚からの復縁を成功させた夫婦の多くに共通するパターンです。

あなたと別れた配偶者が離婚を決断した当時、相談に乗ってもらったり、事務手続きや引っ越しを手伝ってもらったりと、さまざまな形で周囲の助けを借りたことでしょう。そうした人たちの中には、当時のあなたの苦しい気持ちを知っているからこそ、ふたりの復縁には賛成できないと考える人もいるはずです。

とくに、あなたの家族や親しい友人のような身近な人物にとって、あなたの別れた配偶者というのは大切なあなたを苦しめ悩ませた許しがたい存在。そうしたあなたの身近な人たちと別れた配偶者との問題は、多くの場合、復縁を果たしてから表面化して新たなトラブルを招いてしまいがちなものなのです。

こうしたトラブルを防ぐベストな方法は、復縁を決めた段階で周囲への根回しを済ませてしまうこと。「今度こそ幸せになる」というあなたの決意を真摯に伝えたならば、あなたを大切に思う人たちはきっと理解し、認めてくれるはず。将来にわたり、ふたりの心強い味方となってくれることでしょう。

離婚した夫婦のよりの戻し方☆避けたい3パターン

続いてお伝えするのは、別れた夫婦のよりの戻し方の中でもとくに避けておきたい3パターンです。

復縁を成功させた夫婦に共通するパターンがあるように、復縁に失敗した夫婦にも共通するパターンというものが存在します。成功パターンを知ったうえでこの失敗パターンも心に留めておくことができたなら、あなたの復縁可能性はより高まることになるはずです。以下にあげるパターンの中で自分にあてはまっているものがないか、ぜひ客観的な視点で見つめ直してみましょう。

離婚後の不本意な生活からの逃避としての復縁

復縁に失敗した夫婦の多くに共通する復縁の動機のひとつとして、“離婚後の不本意な生活からの逃避”というものがあげられます。

「もうこの人とはやっていけない」と感情にまかせて離婚した人の場合、離婚後の具体的な生活にまでは考えが及んでいないケースがほとんどです。とはいえ、日常生活というものは細かくて面倒な雑事の繰り返し。相手にまかせていた役割を自分自身で担ってみてはじめて相手のありがたさがわかるというのはよくある話といえるでしょう。

いざ思った通りに離婚してみたものの、自分の収入だけでは生活水準が維持できない。家事がまわらない。税金や役所関係のことがなにもわからない…その積み重ねの結果、「面倒だから復縁したい」と考える人は少なくないのです。

けれども、そんな下心ともいえる思惑は、意外なほどあっさりと相手に見破られてしまうもの。仮にうまく復縁を果たすことができたとしても、やがて相手は自分が都合の良い共同生活者でしかないことを悟り、ふたたび別れを選ぶことになるのです。

相手や周囲の声に押し切られての復縁

“相手や周囲の声に押し切られての復縁”というのも、避けておきたい復縁パターンのひとつです。

これは、比較的おだやかで円満な離婚をした夫婦が陥りがちなパターンといえるでしょう。あなたの家族や身近な人たち、そしてなによりもあなた自身が別れた配偶者に対してそこまで悪い感情をもっていないために、「よりを戻したら？」という周囲の声や相手からのアプローチについつい流されてしまうというケースです。

この場合、仮に復縁までいたったとしても、夫婦のあいだでなにか問題が起きるたびに「みんながよりを戻せっていうから…」、「自分は悪くない」といった思考になってしまい、自分自身の責任として向き合うことが難しくなってしまいます。

いつまでも心からの満足を得ることのできない、あなたにとっても相手にとっても不幸な結婚生活となってしまうことでしょう。

離婚原因となった問題が未解決なままでの復縁

最後にご紹介するのは、“離婚原因となった問題が未解決なままでの復縁”です。

夫婦が抱えるさまざまな問題の中には、本来であれば少し冷静になるだけで解決できるはずのものというのが少なくありません。そうした問題を克服できずに離婚した夫婦が、客観的な視点から当時を振り返ってみて、「どうしてあんなことで離婚しちゃったんだろう？」と後悔に苛まれるというのはよく聞かれる話です。

そうした後悔をお互いに抱えていた場合、よりを戻すこと自体はそれほど難しいことではありません。とはいえ、今度こそ確実に安定した関係を築くことができるかというと、それはまた別の話です。

夫婦の関係というのは、とても繊細なパワーバランスのうえに成り立っているものです。たとえ離婚の原因そのものはささいなことであったとしても、実際にそれがもとで破局を迎えた以上、いずれふたたび大きな問題となってふたりの関係を脅かすことは想像に難くありません。

別れた配偶者と復縁し、今度こそ良い関係を築いていこうと思うのであれば、離婚前にお互いが感じていた不満や問題はあらかじめクリアにしておく必要があるのです。

まとめ

いかがでしたか？

今回は、“離婚した夫婦が復縁する可能性とよりの戻し方”をテーマに、“復縁可能性の見極め方”から、“オススメのよりの戻し方”、“避けたいよりの戻し方”にいたるまでくわしくご紹介してきました。

ふたりが出会い、惹かれ合って結婚し、残念ながら破局を迎え、ふたたびよりを戻す…。そのあいだには、言葉では到底語り尽くせないような多くの葛藤や愛憎が存在することでしょう。だからこそ、すべてを乗り越えたふたりの絆はより固くゆるぎないものとなるはずです。

ここまでご紹介してきた内容は、離婚した夫婦がお互いに満足できる復縁を迎えるうえで押さえておきたい大切なポイントばかりです。

ぜひ今回の記事を参考に、幸せな復縁への第一歩を踏み出してみてくださいね。