失恋が原因でうつ状態になることはある？対処法はどうしたらいい？

失恋というのは、とてもショックなことですよね。人によっては心に大きな傷を負ってしまうこともあるでしょう。ショックが大きすぎて、うつ状態のようになってしまうなんて人も少なくないものです。何も手につかなくて毎日過ごすのがつらいという人もいるでしょう。

今回は失恋が原因でうつ状態になる場合について、その対処法などをご紹介していきます。失恋後につらい思いをしている人はぜひ参考にしてみてください。

失恋が原因でうつ状態になるケース

失恋が原因でうつ状態になるケースがあるかどうかというと、もちろんあります。

お相手のことを心から大好きだったり、愛していた場合、突然振られたりすればそのショックは大きくて当然です。「うつ状態」とまではいかなくても、なんだか気分が晴れなかったり、何もやる気になれなかったり、1日中悲しい気持ちでいたりなんてことは普通のことですよね。

それがいきすぎてしまうと、毎日気分が落ち込んでやる気がでない「うつ状態」という症状になったり、それを放置しているとこんどは「うつ病」と呼ばれるような深刻な状態になったりすることもあります。

ですから失恋が原因でうつ状態になった場合、まだ「うつ状態」と言える程度の症状であるうちに対処をするべきなのです。

失恋が原因でうつ状態になったときの対処法とは？

では失恋が原因でうつ状態になってしまった場合、どのように対処を行えばいいのでしょうか。まだ「うつ状態」と言える程度の症状なら、自分の工夫次第で、少しずつ元気になることもできるでしょう。このレベルで終わっているうちに対処をすることが重要です。

ここでは失恋が原因でうつ状態になったときの対処法について、いくつかご説明していきます。失恋後のうつ状態で悩んでいる人、または周囲にそれで悩んでいる人がいるという人は、ぜひ参考にしてみてください。

とりあえず思い切り泣いてみよう

失恋が原因でうつ状態になってしまったという人は、思い切り泣いたことはあるでしょうか。泣くのはよくないと思って、我慢してしまったりはしていませんか。

失恋後にうつ状態になってしまう人の場合、うまくその「つらい」「悲しい」という感情を発散できていない可能性があります。発散できないせいで、心が落ち込んだまま過ごしてしまうのですね。

ですから、1人になれる空間を作って思い切りないてみましょう。1日中泣いたって構いません。子供のように声をあげて泣いたっていいんです。そうすることで、つらさや悲しさという感情が発散されていきます。

最初はあまり効果がないように感じるかもしれません。しかし泣きたくなったときは、とりあえず思い切り泣いてみるようにしてください。そのうち何かが変わるのを感じるでしょう。

友達にとことん付き合ってもらうのもアリ

うつ状態になってしまうのは、楽しいことをしていないからかもしれません。「そういえば失恋のショックで、最近出かけていなかった」という人もいるのではないでしょうか。

なんとか出かけられそうだという人は、友達に付き合ってもらっておでかけをしてみましょう。友達と楽しく遊んでいれば、失恋のショックはすぐに癒えなくても、うつうつとした気分は徐々に晴れていくはずです。

仲良しの友達がいて、とことん付き合ってもらえるなら、失恋後はなるべく頻繁に会ってもいいのではないでしょうか。

会う時間がなくても、電話などでくだらない話だってできます。つらいということを正直に友達に話して、とことん付き合ってもらってください。そのかわりお友達がつらいときには、あなたもとことん付き合ってあげてくださいね。

1人で閉じこもってうつ気分に浸る

人によってはうつ状態をしっかり感じ切ることで、その状態を乗り越えられる人もいるでしょう。1人で閉じこもってうつ気分に浸ること自体につらさを感じないなら、1人で閉じこもってみることを試してみてください。

同じ感情をずっと感じていると、その感情に飽きたり、発散されたりして、同じことに対してその感情を感じることが難しくなることがあります。

つまりうつ気分に浸りきれば、そのうつうつとした感情が解放されていくということです。1人で部屋に閉じこもり、失恋ソングなんかを聞いて、「自分は失恋でつらいんだ」というシチュエーションにどっぷりつかってみましょう。そのうちそんなうつうつとした感情がどこかへ行ってしまうでしょう。

気が乗らなくても体を動かしてみるのがおすすめ

うつうつとした感情は、体を動かしてみると意外とすぐに吹っ飛んでいったりします。これは運動をすることによって、みなさんご存知のアドレナリンや、セロトニンという幸福ホルモンと呼ばれる物質が分泌されるからです。

ですから気分が乗らなくても、体を動かしてみることもおすすめです。ウォーキングなどもいいですが、何か楽しいことが良いので自分が好きなスポーツをしたり、ダンスやエアロビをしてみたり、友達とボーリングなどに行ってみたり、何かしら試してみてくださいね。

体を動かすというその効果に、きっと驚くはずです。

もちろん体を動かしているときは、あまり失恋のことについては考えないようにしましょう。体を動かしているその瞬間に集中してください。

太陽光を浴びる「ひなたぼっこ」をしてみよう

ひなたぼっことうつ状態にどんな関係があるのかと不思議に思う人もいるでしょう。しかし太陽光を浴びることも、運動することと同じく元気になる効果があるのです。

とは言えあまり暑すぎる時間帯のひなたぼっこは、熱中症などの原因になってしまいますから、午前中などまだ日差しがそこまで強くない時間帯に日光を浴びるようにしてみましょう。

そういった意味では、屋外スポーツなんて相乗効果でうつ状態を吹っ飛ばしてくれる最高のアクティビティですね。

また運動が苦手な人でも、ひなたぼっこならできるのではないでしょうか。ただぼんやりと太陽光のエネルギーをわけてもらうだけで、うつ状態が吹っ飛ぶなら試してみてもいいですよね。のんびりとコーヒーやお茶などを飲みながら、太陽光の下でぼんやりしてみましょう。日焼け対策は忘れずに。

本当につらいときは専門家を頼ってみるのも…

こうしたさまざまな対策を行ってみても、まったく気分が晴れないという人や、どうしてもこうした対処法を取る気になれないという人は、少しうつ状態が進行しているのかもしれません。

本当にそこまでつらい思いを抱えているときは、精神科医やカウンセラーなどといった専門家を頼ってみるのもいいでしょう。

まだ「うつ状態」というレベルなら、カウンセラーとのカウンセリングで快方に向かっていくかもしれません。

ここまでご紹介した対処法を取るのもつらいというほど苦しんでいる人だと、ひょっとすると「うつ病」と呼ばれるレベルにまで達してしまっているのかもしれません。

どちらにしても、失恋後に1ヶ月以上などの一定期間、本当に何もする気になれず対処もできずに苦しんでいる人は、こうした専門家の力を借りてみましょう。

失恋が原因の心の傷は時間が癒してくれるもの

最後に今失恋したばかりでつらい気持ちでいる人に知っておいてほしいことをお話しします。それは、失恋が原因の心の傷は時間が必ず癒してくれるということです。ですから、少しの間くらい元気がなくたって、それほど問題ではありません。

うつ状態で何もする気になれないという期間が、１、２週間くらいならあったって構わないでしょう。人生のうちの１、２週間なんてたいしたことのない時間です。

あまりにもうつ気分がつらいという場合は、いろいろな対処法を試してみていち早く元気になれるように行動してみてくださいね。

色々しながら毎日を過ごしているうちに、時間とともに失恋の傷が癒えていくのを感じるはずです。心が元気な状態になったら、新しい恋を探すなり、復縁を目指してみるなり、次の行動をとってみましょう。

まとめ

今失恋後のショックで苦しんでいる人は、そのショックを自分で対処できるとは思っていなかったのではないでしょうか。工夫次第でうつうつとした気分がどうにかなるなんて、驚きですよね。

しかしここでご紹介した方法は、実際にどれもうつ気分を吹っ飛ばすのに非常に効果があります。今現在うつ状態で苦しんでいるという人は、ぜひ試してみたいと思う方法から試してみてください。

またそれでもどうしようもないレベルのうつ状態なら、専門家の力を借りることも恥ずかしいことではありません。自分が元気になれるための方法は、なんでも試してみてください。

最終的には必ずその失恋のショックを乗り越えられる日が来ますから、安心してくださいね。