喧嘩別れ後のオトコって、どんなことを考えているの？

どうしても恋人として距離が近くなってくると、つまらないことでも喧嘩したりトラブルになってしまうものです。

そこにさらに深刻というか不機嫌になってしまう理由があると、「もう付き合っていられない、別れる！」となって、縁があった恋人同士でもすぐに別れてしまうことは珍しくありません。もしかすると、その流れの中で、相当ひどいことを言われたり、酷な態度を取られる、あるいは取ってしまうということもあったかも知れません。

しかし、ほとんどの男性は女性に対して嫌な態度を取りたいとは思っていないものです。もちろん、話の内容にもよりますが、喧嘩別れになった、と言うほどの印象が双方にある場合は、大体において、やり過ぎてしまったかな、と反省していることが多いですね。しかし、そこで素直に謝れず、かえって意地を張ってしまうのも、いわゆる「男の悲しいサガ」なのです。ですから、「別れる！」と男性側が口にした場合でも、多くのケースでは本気ではなく、復縁を考えていたりします。

やり過ぎてしまった男性たちに必要なのは、頭が冷えるまでの「時間」と「きっかけ」です。一晩、あるいは数日ほど経ってみれば、いよいよやり過ぎということが身に染みたりしてきますので、友達や同僚と飲みに行って、憂さを晴らすというよりは反省の弁を口にしたりするものです。もちろん彼らは問題点を分かっていますから、新しい「指摘」が欲しいわけではありません。優しい言葉がかかってくるのか怒られるのかは友達の付き合い方や性格にもよるでしょうが、いずれにしても声をかけて貰って、「きっかけ」が欲しいと考えているのです。実際、本気で意識して行動しているかどうかはともかく、心理的には完全に抜け穴を探しているわけですね。

こうなれば、問題の半分は解決したも同然です。もちろんお話の内容にもよりますが、男性が距離を置こうとしているのは、話の内容と言うよりも、本気で喧嘩をしてしまったということ、さらに言えば喧嘩で受けたダメージを回復しようとしているわけですから、冷静になったタイミングで改めて会って、今度は冷静に話を進めてみると良いでしょう。

その際に気をつけたいのは、原因がどちらにあるにせよ、相手を追い詰めないことです。うっかり冷静さを失って喧嘩になってしまったことを「悪かった」と言って欲しい部分が男性側にはあるので、女性側の言葉に男性側が頭を下げ返して、改めて会話が始まるといった形になるでしょう。問題解決には時間がかかることもありますが、喧嘩別れの熱もまた時間が解決してくれるものですので、男性側の「きっかけが欲しい」という気持ちを尊重して動いていけば、かなり関係改善に状況が傾く可能性は高いと言えます。悪くとも、ギスギスしたまま別れて気まずいといった形は避けることができるでしょう。

ただ一つ、冷静になったところで再び相手の傷をなじるようなことをしてしまうと、より深刻な関係になりかねませんので、「きっかけ」を掴んだ後も話し方は気をつけておきたいところです。